恐るべしホリエモン
目標寿命はまさかの200歳!?
もちろんあと数十年以内に革新的な医療革命があってこその話ですが、やっぱり志は高くもってないとね(笑)
で、ホリエモンの基本的な考え方はがん・心疾患・脳卒中いわゆる三大疾病を中心におおよそ以下の3つの方法で事前に予防しておくというものデス。
1.ピロリ菌検査及び除菌
特に胃癌予防に該当しますが、胃癌発症の99%の原因とも言われるピロリ菌の有無を事前に検査し、菌が発見された場合、速やかに除菌を行うなどの対処を行う。歯科医で歯垢を落とす歯周病予防なども同様デス。
2.ワクチンの接種
特に子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染予防のためのワクチンを接種しておくべきとホリエモンは強く主張しています。
このワクチンの接種には歯賛否両論あるようですが、HPVの感染によって女性の場合、子宮頸がんだけでなく、膣がん・外陰がん・中咽頭がん・肛門がん、男性の場合、陰茎がん・中咽頭がん・肛門がん・尖圭コンジローマを発症させる可能性があるため、男性でさえ同ワクチンを接種すべきというのがホリエモンのスタンスです。そして、ホリエモン自身もHPVを予防するガーダシルというワクチンを既に接種済みだそうデス。
3.適切な定期検査の受診
一般的な健康診断以外に胃カメラ・大腸内視鏡などを定期的に受診することで早期に疾病を発見し治療する。
ボクを例にとれば以下の検査を定期受診しています。
a.胃カメラ
尿素呼気試験法の検査によってピロリ菌は陰性でしたが、ピロリ菌がいないことで胃酸過多になっていて、びらん性胃炎と逆流性食道炎を引き起こしています。そして、特に逆流性食道炎は食道がんを発症させる可能性があるため、早期発見のため1年に1度胃カメラを受診しなければなりません。
b.大腸内視鏡
母親が大腸がんで亡くなっているため、大腸内視鏡も2年に1度受診することにしています。とにかく癌化する前のポリープの状態で切除が基本。
c.肺がんCT
心臓が影となって40%ほど見逃す可能性があると言われるレントゲン検査では不安なため肺がんCTを1年に1度受診することにしています。
d.心臓CT
肺がんCTを受診した際に冠動脈に石灰化が認められるとうことで、慌てて心臓CTも受診したのですが、案の定冠動脈のごく一部2cmほどの管に25%ほど石灰化している、つまり石灰が詰まっている部分が発見されました。
担当医曰く、あと5-6年ほどは問題ないだろうけど、このまま10年今までと同じ食生活、高いLDLコレステロール値のままでいると、危険水域となる75%を越え、血管が詰まって心筋梗塞を発症する可能性が高くなるとのこと。サバ缶を2日に1缶食べているのはその為デス(苦笑)心臓CTを3年に1度受診するか、5年に1度受診するか、ただ今検討中デス。
なお、一度石灰化された動脈を綺麗にする方法は今のところないようデス。75%詰まったところでカテーテルを使ってステントを設置して血管を広げてやる対処療法のみとなるようデス。
e.脳ドッグ
冠動脈が詰まるなら、当然脳の血管も詰まっておかしくありません。寝たきりになる38%の原因は脳溢血と本書に書かれている通り、心臓以上に注意が必要なのかもしれません。脳ドッグに関しては来年4年振りに受診予定デス。
以上、備えあれば憂いなし。のような事前の検査を基調にしたスタンス故、賛同できる部分は大いにあります。但し、ホリエモン曰く、食べ物に関しては個人差があるし、さして影響はないということで本書では一切触れられていません。
★★★☆☆
健康の結論
著者:堀江貴文
監修:予防医療普及協会