ヴェルサイユ宮殿のトリビア。

I am the state.
朕は国家なり。

ルイ14世


先日、NHKにてヴェルサイユ宮殿の特集番組が放送されてたんですが、あまりに目から鱗な内容だったんで、以下その内容の一部をご紹介したいと思います。

因みにヴェルサイユ宮殿には20年ほど前、たった一度だけ訪問したことがありますが、コレ知ってたらもっと楽しめたかもなとちょっと残念。

さて、ヴェルサイユ宮殿と言えば1682年に太陽王ことルイ14世が建てた世界最強の王宮であることはご存じの通りですが、この宮殿は完成当初より国民に一般公開されてまして、なんとドレスコードさえ守れば出入り自由だったそうデス。

しかも、ルイ14世が寝巻から着替えたら後なら、寝室で朝食を食べる姿もすべて一般公開されてたそうなんデス。外国人だってOKだったそうな。

さらにヴェルサイユ宮殿にはトイレがなく、おまるを使って用をたしてたそうなんですが、その用をたす姿まで一般公開!?

加えて、王妃の出産に関しては、宮廷人(貴族など)に限るとはいうものの、そのシーンまで公開されてたそうなんデス。

以上、ルイ14世がどんなに贅沢三昧してお金を浪費してもフランス国民から許されてたのは、王様自らプライベートを曝け出してたことで、国民感情のガス抜きになっていたというわけですネ。

ブルボン王朝恐るべしデス。

がしかし、このなんでもかんでも曝け出すブルボン王朝の慣習に一馴染めなかったのが、ルイ16世の王妃マリー・アントワネットでした。

結局マリー・アントワネットはその慣習に耐えることができず、プチ・トリアノンという別荘に引き籠ったり、パリで豪遊したりして、国民の前に姿を現す機会を極端に減らしてしまいます。

ま、そりゃそうですよね。

そのためか王家の長年の放蕩な生活ぶりに積もり積もったフランス国民のストレスが一気に大爆発!

ヴェルサイユ宮殿に8000人もの群衆が押し寄せ、1789年のフランス革命を誘発し、挙句の果てにルイ16世、マリー・アントワネットともどもコンコルド広場にて公開処刑されるという悲しい結末を迎えてしまうのデス(涙)

なお、マリーアントワネットと言えば「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」のフレーズでも知られていますが、これは風説の流布であることが既に判明しています。実際はジャン=ジャック・ルソーが自伝的に書いた「告白」に登場する逸話であり、その書が書かれた当時マリーアントワネットは9歳でした。

コチラはプチ・トリアノンの少し離れたところにマリー・アントワネットが作らせたという「王妃の村里」。

英国式の庭がとても美しく、超穴場ということなので、ヴェルサイユ宮殿を観光した際はぜひ寄ってみては如何でしょ?

Of all waste, most blame for it is time consuming.
あらゆる浪費の中で、最も咎むべきは時間の浪費である。

マリー・アントワネット

 

□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□□□□

土曜日深夜放送のTVドラマ
「東京独身男子」ご覧になってます?

決して面白いドラマ
ってわけじゃないんで
見る必要は全然ないんですが

先週放送回のAgenda
いわゆる恋愛の法則が
かなり的をついていたので
ご紹介します。

相手が何考えてるかわからない時
=お前に気がないだけ

かなり極論ですがあるあるデス。