ガラスの茶室 – 光庵 。

光庵 ガラスの茶室 吉岡徳仁 国立新美術館

2015年 吉岡徳仁制作。


2015年4月9日、京都将軍塚の青龍殿で公開されるや一躍話題となった吉岡徳仁制作のガラスの茶室『光庵』。

その『光庵』がついに国立新美術館にてお披露目されたということで早速お邪魔してきました。てか、今年4月17日から公開されてたんですけどね(汗)

京都の景観を背景にした将軍塚の『光庵』には劣るかもしれませんが、国立新美術館のガラスウォールを背景にした『光庵』も悪くないですヨ。

光庵 ガラスの茶室 吉岡徳仁 国立新美術館

六本木ヒルズを背景にしてもOK。

因みにガラスとして使われてるのはカメラレンズにも使われてる光学ガラス。その透明度は三方に設置されているガラスのベンチ”Water Block“紹介の際にレポートした通りデス。

光庵 ガラスの茶室 吉岡徳仁 国立新美術館

ちゃんと躙り口も用意されてるし。

光庵 ガラスの茶室 吉岡徳仁 国立新美術館

但し、ちょっと残念だったのが、室内に茶道具が用意されてなかったこと。クリスタルの茶釜が用意されてたら、完璧だったんですけどネ。

光庵 ガラスの茶室 吉岡徳仁 国立新美術館

最後に東京ミッドタウンを背景にした『光庵』。

400年以上前の桃山時代にかの『黄金の茶室』を作った豊臣秀吉、その制作に携わった千利休、その二人がこのガラスの茶室を目にしたら、なんて感想を漏らしてたかな?

秀吉曰く「全然あかん。黄金には勝てんやろ。」、千利休曰く「よろしおすなあ。黄金よりよほど品がある。」かな。

驚いたことに2021年5月10日までの超ロングランで公開を予定。お見逃しなく。

 

□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□□□□

大阪城内に設置されているレプリカの『黄金の茶室』がコチラ。

大阪城 黄金の茶室 豊臣秀吉 千利休