三成と家康の血が繋がった?!
日曜早朝にこっそりBSで再放送されてた2000年大河ドラマ『葵 徳川三代』。
豊臣秀吉の死から権謀術数の限りを尽くし、ついには徳川幕府をひらき天下を収めた徳川家康(津川雅彦)、公家諸法度や武家諸法度など法を整備し、仁孝恭謙の人であった二代将軍・秀忠(西田敏行)、生まれながらの将軍にして江戸幕府の盤石な支配体制を整えた三代将軍・家光(尾上辰之助)、その三代にわたる徳川の治世を壮大なスケールで描いたジェームス三木脚本の大河デス。
さて、そんな知る人ぞ知る名作『葵 徳川三代』に激レアな実在の人物を発見しました。
通称「お振の方」こと自証院さま。
男色好みだった三代将軍・家光に跡継ぎが生まれないことを心配した乳母のお福こと春日局は、義理の姪である祖心尼と一緒にある作戦を立てます。その作戦とは、若い女子に男装をさせて家光の近習としてお世話をさせ、女子に興味を引かせるという作戦デス。で、その役目を担ったのが15歳にも満たなかったこのお振という女子だったんデス。
その作戦は見事に的中し、お振は家光最初の子・千代姫を身籠って無事出産、加えて側室に成りあがります。残念ながらお振は産後の状態が悪く、出産の3年後に亡くなるんですが、長女の千代姫は立派に成長し、尾張徳川家二代藩主・徳川光友に嫁ぎ、三代藩主・綱誠を産んで、その血脈は今も続いているそうデス。
さて、この家系図をよくご覧ください。その千代姫を産み、家光の側室まで昇りつめたお振の方なんですが、実は関ケ原の戦いで家康が倒した石田三成の曾孫だったんデス。
なんで三成の曾孫が家光の近習になれたのか?そもそもどうやって徳川家に入れたのか?なんですが、それはもう偶然と奇跡の連続でして、あまりに話が長くなるんでまた後日。
まさに史実は小説より奇なりデス。
□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□□□□
再放送情報 大河ドラマ「葵 徳川三代 総集編」
【放送予定】
2020年3月30日(月)から4月2日(木)
午後6時から午後6時58分
BSプレミアム
58分
全4回放送
お見逃しなく!