2020.11.22(日)11:30~
京都市京セラ美術館のもうひとつの見所といえばもちろんコレ。
硝子の茶室『 聞鳥庵(モンドリアン)』
近代日本庭園の草分け七代目小川治兵衛(植治)が作庭した池泉回遊式庭園の池に浮かぶピート・モンドリアンの幾何学模様をオマージュしたと思われる杉本博司氏デザインのド・シンプルなガラス製茶室。
2014年にはヴィネチア・ビエンナーレにて、2018年にはベルサイユ宮殿のプチ・トリアノンでもお披露目されたことのある世界で最も有名な茶室と言えるでしょう。
なるほど。畳の構成や戸のデザインなど茶室の意匠とピート・モンドリアンのコンポジション、確かに相通ずるところがあるやもしれません。
因みに京都市京セラ美術館の開館記念展「杉本博司 瑠璃の浄土」では、亭主に武者小路千家家元後嗣の千宗屋氏を迎え、杉本博司氏が正客をつとめるというイベントも開催されたようデス。
ところで、ガラスの茶室と言えば、同じ2014年に京都将軍塚青龍殿の大舞台で公開された吉岡徳仁氏デザインの「光庵」も見事でした。
そのうち金閣寺ならぬ「ガラス閣寺」がお目見えする日も近いかもしれませんネ(笑)
□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□
相変わらずお綺麗で。