画・横山大観 x 川端龍子

開館60周年特別展「横山大観と川端龍子」

2023.02.14(火)13:00~


西馬込駅からほど近い
大田区立龍子記念館にて開催中の
特別展「横山大観と川端龍子」を鑑賞。

文字通り横山大観と
その師弟・川端龍子との共演展だ。

大田区立龍子記念館 龍子公園

此処が大田区立龍子記念館。

もともと川端龍子本人が
文化勲章受章と喜寿を記念して
自ら1963年に設立したそうだ。

本人の死後にこの記念館と
記念館の隣に建つ自宅を含め
大田区に寄贈して現在に至っている。

享年80長生きできたお陰かと。

開館60周年特別展「横山大観と川端龍子」

さて、本展覧会では
ご覧のような名作とともに
いくつかの共作も鑑賞できた。

がしかし、やはりお目当てはコレだ。

《 草の実 》川端龍子作(1931)

BRUTUS 2019年2月15日号にて
会田誠氏が推薦していた
死ぬまでにこの目で見たい日本の絵100
のひとつに数えられている傑作だ。

描かれているのは
自宅近くに生えていた
すすきと雑草だそうだが
ほぼ黒と言ってもいい濃紺地と
金泥の絵具のコントラストが
夜空に星を零したかの如く美しい。

やっぱり間近で見る美しさは違うネ。

そして、もうひとつのお目当てが此処にある。

大田区立龍子記念館 龍子公園

記念館の隣にある龍子公園。

鬱蒼とした林っぽいが。。。

大田区立龍子記念館 龍子公園

10時、11時、14時に限って
記念館受付前に集合すると
ガイドさんの説明付きで
川端龍子の旧宅とアトリエが見れる。

大田区立龍子記念館 龍子公園

最初にアトリエを見学。

画像では小さく感じるが
実際は巨大な日本家屋でびっくり!?

大田区立龍子記念館 龍子公園

これだけ広く高さのある
大きなアトリエなら
巨大な絵もいくらでも描けそう。

大田区立龍子記念館 龍子公園

続いては母屋。

コチラも大邸宅と言っていい。

大田区立龍子記念館 龍子公園

大田区立龍子記念館 龍子公園

もちろん龍子の拘りのデザインが
随所に散りばめられている。

そして、公園の目玉となるのがこの作品。

大田区立龍子記念館 龍子公園 桜芥子図襖

《 桜芥子図襖(さくらけしずふすま) 》伝・俵屋宗達

伝ではあるが俵屋宗達由来!?

もちろん展示されているのは
高精細複製のレプリカなんだけど
自宅の仏間にこんな剛毅な絵を
飾っていたとは恐るべし龍子である。

因みに襖を開けると持仏堂があったとか。

以上、死ぬまでに一度は行って拝むべし。

 

□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□

左の三笘さんもいいけど
右の伊東さんの活躍も素晴らしいネ。