備えあれば憂いなし。
この川に横たわり
歌を口ずさんでいる
美女の姿を描いた作品は
19世紀を代表するイギリスの画家
ジョン・エヴァレット・ミレーが
ハムレットのワンシーンを創造して描いた
オフィーリア(1852)
今は亡き樹木希林さんが
この絵をモチーフにした宝島社の
企業広告に出演していたことは記憶に新しい。
「死ぬときぐらい 好きにさせてよ」
で、このミレーのオフィーリア
2014年を最後に過去3度来日していて
そろそろ4度目の来日があってもおかしくない。
何が何でも4度目の来日時は
穴が空くほど鑑賞したろうと思っている。
がしかし、、、
よくよく考えてみたら
まだボクはハムレットを見ていない。
もちろんオフィーリアのことを1mmも知らないのだ。
そんなわけで
1948年に公開され
ローレンス・オリヴィエが主演・監督
ジーン・シモンズがオフィーリア役を務めた
映画《ハムレット》をアマゾンにて鑑賞。
生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ。
物思う心は人を臆病にする
輝いていた決意の色は
正気のない青白い色に染められた
崇高な偉大な企ても
こうして流れに
乗りそこなってしまうのだろう
そして行動のきっかけを失うのだ。
などなどの名セリフとともに
オフィーリアがなぜ川で横たわっているのか
齢59にてやっと理解することができた。
オフィーリアの来日を待ちたい。
PS.
オフィーリアの絵について
夏目漱石が『草枕』の中で
こんな言葉を書き残している。
「余」の考えとして
「水に浮かんだ儘、或は水に沈んだ儘
或は沈んだり浮かんだりした儘
只其儘の姿で苦なしに流れる有様は美的に相違ない。」
□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□
昨日の大谷さんも凄かった。
9回裏の同点ホームラン
そして、続く2番ベッツの
逆転サヨナラホームランを呼び込んだ。
53-55達成の5打数4安打1打点2盗塁
打率も.301、3割復帰だ。
加えて今永さんが15勝
ダルさんが2000Kを達成!
日本人選手オメデトウ続きの日だった。