伊勢神宮のお奨め参拝経路とその順序。

お伊勢さんの参拝順序

様々なご意見を集約した結果・・・


さて、伊勢神宮の管理する宮社は
伊勢近辺に125社も存在します。

伊勢神宮125社

拡大図はコチラ

ご覧の通り途方もない数ですし、
場所もてんでバラバラです。

すべて参った方(男40代)に
お聞きしましても
125社全てを参拝するのに
3週間近くかかったそうで、
獣道を行く神社もあったとか。

isejingu_map 伊勢神宮地図

故にすべてを参拝するのは
相当無理があるということで、
今回は様々なご意見をもとに

二見浦、外宮、内宮エリアの
位の高い主要な神社だけを
ピックアップさせていただき、
ご利益が最大限活かされた上で
1日ないし2日で参拝できる
効率的なルートと順序を
僕なりに組んでみましたので、
ぜひ皆様のお伊勢参りの際
参考になさって頂ければと。

故に由緒正しき参拝経路に
少々逸脱したところは
あるかもしれませんが、
その点はご了承頂ければと。

★はご朱印を頂ける神社です。

 

■ 伊勢神宮のお奨め参拝経路とその順序

地元の神社

【二見浦エリア】

JR参宮線二見浦駅

二見御塩殿神社

二見浦

二見興玉神社★

夫婦岩

八大龍王大社(龍宮社)★

夫婦岩東口・二見シーパラダイス前バス停

【外宮(豊受大神宮)エリア】

伊勢市駅バス停

表参道火除橋

亀石

風宮

多賀宮

下御井神社(しものみいじんじゃ)

土宮

三ツ石

外宮・御正宮★

月夜見宮★

外宮前バス停

【内宮(皇大神宮)エリア】

五十鈴川御手洗場

滝祭神

風日祈宮

内宮・御正宮★

御稲御倉

踏まぬ石

荒祭宮

由貴御倉

御酒殿

四至神

子安神社

大山祗神社

おはらい町通り

おかげ横丁

饗土橋姫神社

猿田彦神社★

徒歩10分

【月読宮エリア】

月読宮★

月読荒御魂宮

伊佐奈岐宮

伊佐奈弥宮

中村町バス停

【倭姫宮エリア】

徴古館前バス停

倭姫宮★

徴古館前バス停

宇治山田駅

【天の岩戸エリア】

近鉄志摩磯部駅

伊勢方面行きバス
天の岩戸口下車徒歩20分

天の岩戸(恵利原の水穴)

【瀧原宮エリア】

JR紀伊本線滝原駅

瀧原宮★

瀧原竝宮

JR紀伊本線滝原駅

【伊雑宮】

近鉄志摩線上之郷駅

伊雑宮★

地元の神社

朝熊神社・鏡宮神社に関しては
あまりにバスの本数が少なく
割愛させて頂きました。
車での参拝が望ましいかと。

 

さて、続きまして
僕が過去伊勢詣をした際に
撮影してきた画像を
上記参拝順序に添って貼り付け、
簡単な神社の説明と合わせて
ご紹介させて頂きます。

なお、伊勢神宮の参拝には
三重交通から発売されている
伊勢・鳥羽 みちくさきっぷ
利用されるのが宜しいかと。

三重交通 伊勢・鳥羽 みちくさきっぷ miekotsu_michikusakippu (1)

大人1日乗り放題で1000円、
2日乗り放題で1600円です。

主要な駅でも買えますし、
二見浦だと二見シーパラダイスの
二見プラザで購入可能です。

三重交通バス miekotsu_michikusakippu (3)

三重交通バス

参宮バス miekotsu_michikusakippu (2)

参宮バス

こんなバスに乗り放題です。

では、二見浦エリアからどうぞ。

【二見浦エリア】

伊勢志摩 伊勢神宮 二見浦駅 futaminoura station

JR参宮線二見浦駅

二見御塩殿神社:未参拝

二見浦 futamiura

二見浦

二見興玉神社 夫婦岩 二見浦海岸 伊勢志摩 伊勢神宮 二見浦 futamigaura (26)

二見興玉神社★

夫婦岩 二見浦海岸 伊勢志摩 伊勢神宮 二見浦 futamigaura (17)

夫婦岩

futami_ryugusha 二見浦 龍宮社

八大龍王大社(龍宮社)★

二見シーパラダイス 夫婦岩 二見浦海岸 伊勢志摩 伊勢神宮 二見浦 futamigaura (35)

夫婦岩東口・二見シーパラダイス前バス停

【外宮(豊受大神宮)エリア】

外宮(豊受大神宮) 地図 マップ 案内図 gekuannaizu

外宮(豊受大神宮)案内図 

伊勢市駅 iseshieki

伊勢市駅バス停

伊勢神宮 豊受大神宮 外宮 isejingu geku (003)

表参道火除橋

内宮の宇治橋は右側通行ですが、
表参道火除橋は左側通行です。

つまり、内宮は右側通行が基本、
外宮は左側通行が基本となります。

その違いは手水舎の場所が
宇治橋は橋を渡って右側、
表参道火除橋は渡って
左側にあることからも分かります。

これはどちらのご正宮までも
遠回りになる道順になり、
心を清めてからお参りしなさいよ、
っていう意味も含まれてるそうです。

kameishi伊勢神宮 外宮 亀石

亀石

亀の形をした石橋デス。

高倉山の天岩戸の
入り口にあった岩を
運んできたと伝わります。

kazenomiya 風宮

別宮 風宮(かぜのみや)

風雨の災害などから
農作物を守ってもらえるよう
お祀りされています。

takanomiya (1) 多賀宮

takanomiya (2)  多賀宮

別宮 多賀宮(たがのみや)

下御井神社(しものみいじんじゃ)

tsuchinomiya 土宮

別宮 土宮(つちのみや)

文字通り洪水などから
土地を守ってもらえるよう
お祀りされています。

三ツ石 伊勢神宮 豊受大神宮 外宮 isejingu geku (010)

三ツ石

この三ツ石の上に手をかざすと
温もりを感じると言われている
パワースポットなんデスが、

実際は式年遷宮のお祓いを
行う神聖な場所なので
手をかざすのではなく、
手を合わせるほうが正解デス。

本殿 正宮 伊勢神宮 豊受大神宮 外宮 isejingu geku (014)

外宮・御正宮★

伊勢神宮の鳥居の形は
シンプルな原型を留めており、
その代わり両方の柱に
榊が掛けられているのが特徴デス。

せんぐう会館

せんぐう会館

お時間あれば
式年遷宮の歴史をお勉強に
ぜひお寄りくださいませ!

tsukiyomigu 月夜見宮

別宮 月夜見宮(つきよみのみや)★

ご祭神の月夜見尊は
天照大御神の弟神であられ、
内宮の別宮 月読宮の月読尊と
ご同神であります。

日本書紀によりますと、
伊邪那岐命と伊邪那美命の間に
天照大御神が生まれ、
その次に月読尊が生まれます。

そして、
弟の月読尊に夜之食国を
治めるように委任されたと
記されています。

三重交通バス 内宮行きバス乗り場 伊勢神宮 豊受大神宮 外宮 isejingu geku (024)

外宮前バス停

【内宮(皇大神宮)エリア】

内宮(皇大神宮) 地図 マップ 案内図 

内宮(皇大神宮)案内図

内宮 宇治橋

内宮(皇大神宮)宇治橋

otearaiba 五十鈴川御手洗場

五十鈴川御手洗場

滝祭神:未参拝

天照大神との取次ぎを
担当する神のため、
自分の名前と住所を
名乗るのが良いとされている。

風日祈宮(かざひのみのみや)

風日祈宮(かざひのみのみや)

ご祭神は伊弉諾尊の御子神。

外宮の風宮と同じように
風雨から農作物を
守ってもらえるように
お祀りされています。

伊勢神宮 内宮 御正宮 isejingu_naigu_goseigu

内宮・御正宮★

「御正宮」と書いて
「ごしょうぐう」と読みます。

御正宮の中にある「御正殿」は
「ごしょうでん」と読みます。

naigu goshougu 御正殿 内宮 

御正宮前の階段だけは
いつも綺麗ですね。

御稲御倉

御稲御倉(みしねのみくら)

伊勢神宮 内宮 踏まぬ石 isejingu_naigu_fumanuishi (5)

踏まぬ石

伊勢神宮 内宮 荒祭宮 aramatsurinomiya

荒祭宮(あらまつりのみや)

内宮に所属する10別宮のうち、
第一位の別宮になり、
殿舎の規模も他の別宮と比べ
大きく出来ていますよ。

由貴御倉

御酒殿

四至神

子安神社:未参拝

大山祗神社:未参拝

おはらい町通り

おはらい町通り

おかげ横丁 伊勢神宮 内宮 oharaicho_street (5)

おかげ横丁

饗土橋姫神社(あえどはしひめじんじゃ)

饗土橋姫神社(あえどはしひめじんじゃ)

宇治橋と対面する位置に
鎮座されており、
宇治橋の守護神であられます。

神宮式年遷宮において
伊勢神宮の所管する125社の中で
宇治橋の架け替え時期と同様に
最も早く建て替えられる神社です。

その為、
2013年の式年遷宮では
2009年に建て替えられ、
はや6年近く経過していますので、
最も年季が入っていましたね。

この褪せた拝殿や鳥居を見ると
20年に1度造り替えられる理由が
なんとなく分かるような気がします。

伊勢 猿田彦神社 ise_sarutahiko (2)

猿田彦神社★

徒歩10分

【月読宮エリア】

奥:月讀荒御魂宮(つきよみのあらみたまのみや) 月讀尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)  中:月讀宮(つきよみのみや) 月讀尊(つきよみのみこと) 手前:伊佐奈岐宮(いざなぎのみや) 伊弉諾尊(いざなぎのみこと) 伊勢神宮 内宮 別宮 月読宮 iisejingu_naigu_tukiyomigu (9)

別宮 月読宮(つきよみのみや)★

風光明媚な素晴らしい別宮です。
月読宮に関しては
別途改めてご紹介する所存です。

月読荒御魂宮

伊佐奈岐宮

伊佐奈弥宮

中村町バス停

【倭姫宮エリア】

徴古館前バス停

倭姫宮★:未参拝

徴古館前バス停

宇治山田駅

【天の岩戸エリア】

近鉄志摩磯部駅

伊勢方面行きバス
天の岩戸口下車徒歩20分

天の岩戸(恵利原の水穴)

天照大神がお隠れになった
岩戸と言われてる場所です。

【瀧原宮エリア】

JR紀伊本線滝原駅

瀧原宮★:未参拝

瀧原竝宮:未参拝

JR紀伊本線滝原駅

【伊雑宮】

近鉄志摩線上之郷駅

伊雑宮★:未参拝

地元の神社

 

以上、ご紹介した参拝順路で
少しでもご利益がありますように。

 

なお、正式には以下の
神嘗祭の奉幣日時の順番に
お参りするのが由緒正しい
参拝順とされているんですが、

外宮(豊受大神宮)御正宮

多賀宮

内宮(皇大神宮)御正宮

荒祭宮

興玉神・宮比神・屋乃波比伎神
※正宮御垣内

御稲御倉・由貴御倉

御酒殿神・四至神
※内宮・外宮双方にあり

滝祭神

月読4宮・土宮・月夜見宮

朝熊神社2社・鏡宮神社

草奈伎神社

瀧原2宮・同所管社

伊雑宮・同所管社・風日祈宮・倭姫宮・風宮

isejingu_map 伊勢神宮地図

上記の地図の通り
キーとなる二見浦(夫婦岩)、
外宮、内宮はそれぞれ
徒歩1時間以上離れてまして、

上記の参拝順路だと
外宮、内宮、神域外を
何度も往復せねばならず
非効率この上ないため
とてもお奨めできませんので
悪しからず。

なお、江戸時代にお伊勢参りが
空前の大ブームだったことは
皆さんもよくご存じだと思いますが、

当時は江戸から片道15日、
旅費として約30万円掛かったとか。

但し、無一文でも
柄杓を持っていると
お伊勢参りの目印となり
道中に施しを受けることが
出来たそうデス。

そして、宮笥(みやけ)という
お札を伊勢神宮でもらって、
帰ると近所さんたちに
配っていたことから
土産(みやげ)と言う言葉に
なったそうデス。

また。お札を入れていた木箱は
配り終わると不要となったことから
お払い箱の語源にもなったとか。