画家が長寿と言われるその理由とは?

葛飾北斎 ビッグウェーブ  The Great Wave off Kanagawa

冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏
by 葛飾北斎

1831年北斎71歳の時の作品。


敬愛する島地勝彦先生が、
コチラでかの編集工学研究所の
松岡正剛所長を相手に
「画家は長生きする」と断じた。

しかもその理由は、絵を描く時、
ちょっと描いては後ろに下がって
全体を確認して、また描く、
下がる、描く、下がる、
この繰り返しが長寿に
影響しているんではなかとのこと。

つまり、

後ろ歩きが長寿の秘訣だとか。

では、それならと、
本当に画家には長寿が多いのか
著名な画家や絵師の寿命を
暇潰しにせっせと調べてみた。

まずは日本人画家から

小倉遊亀(105歳)1895年3月1日-2000年7月23日
篠田桃紅(103歳)1913年3月28日-生存中
片岡球子(103歳)1905年1月5日-2008年1月16日
奥村土牛(101歳)1889年2月18日-1990年9月25日
梅原龍三郎(97歳)1888年3月9日-1986年1月16日
中川一政(97歳)1893年2月14日-1991年2月5日
熊谷守一(97歳)1880年4月2日-1977年8月1日
鏑木清方(93歳)1878年8月31日-1972年3月2日
前田青邨(92歳)1885年1月27日-1977年10月27日
東山魁夷(90歳)1908年7月8日-1999年5月6日
横山大観(89歳)1868年11月2日-1958年2月26日
葛飾北斎(88歳)1760年10月31日-1849年5月10日
仙厓義梵(87歳)1750年4月-1837年11月4日
富岡鉄斎(87歳)1837年1月25日-1924年12月31日
雪舟(86歳)1420年-1506年8月8日
小磯良平(85歳)1903年7月25日-1988年12月16日
岡本太郎(84歳)1911年2月26日-1996年1月7日
伊藤若冲(84歳)1716年3月1日-1800年10月27日
白隠慧鶴(82歳)1686年1月19日-1769年1月18日
福田平八郎(82歳)1892年2月28日-1974年3月22日
レオナール・フジタ(81歳)1886年11月27日-1968年1月29日
川端龍子(80歳)1885年6月6日-1966年4月10日
東郷青児(80歳)1897年4月28日-1978年4月25日
土屋光逸(79歳)1870年9月23日-1949年11月13日
高畠華宵(78歳)1888年4月6日-1966年7月31日
菱川師宣(76歳)1618年-1694年7月25日
川瀬巴水(74歳)1883年5月18日-1957年11月7日
伊東深水(74歳)1898年2月4日-1972年5月8日
上村松園(73歳)1875年4月23日-1949年8月27日
岩佐又兵衛(72歳)1578年-1650年7月20日
長谷川等伯(71歳)1539年-1610年3月19日
歌川広重(61歳)1797年-1858年10月12日
尾形光琳(58歳)1658年-1716年7月20日

そして、海外の画家も

シャガール(97歳)1887年7月7日-1985年3月28日
ピカソ(91歳)1881年10月25日-1973年4月8日
ミロ(90歳)1893年4月20日-1983年12月25日
ミケランジェロ(88歳)1475年3月6日-1564年2月18日
モネ(86歳)1840年11月14日-1926年12月5日
マティス(84歳)1869年12月31日-1954年11月3日
ダリ(84歳)1904年5月11日-1989年1月23日
ドガ(83歳)1834年7月19日-1917年9月27日
ゴヤ(82歳)1746年3月30日-1828年4月16日
ルノワール(78歳)1841年2月25日-1919年12月3日

番外編
レオナルド・ダ・ヴィンチ(67歳)1452年4月15日-1519年5月2日

如何だろうか?
画家は長生きするという可能性が
明らかに高いと言えないだろうか。

特に日本人の画家は特に長生きだ。
80歳以上の長寿がゴロゴロいる。

それとも長寿により
作品の数が多かったから
有名画家になりえただけなのか、
肉体的にも精神的にも
ダメージが少ないからなのか、
傑作を残すという
目標を持ち続けていたからか、
それなら小説家の寿命が
短いと言われるのはどうしてか。

で、いろいろ調べてみると
後ろ歩きによって
自律神経に良いとか、
脳を活性化できるとか、
新陳代謝の活性化にいいとか、
糖尿病などの生活習慣病の
改善と予防効果があるとか、
いろいろ言われてるようだが、
その理由はまだ定かではない。

個人的には後ろ歩きによって
普段使わない筋力や思考を使う、
それによって血行やホルモンなど
身体の様々な部分に刺激が起こり、
身体全体のバランスがなんとなく
良くなってるような気はするが、
あくまでも私的な統計学上
長寿な人が多いというだけだ。

画家の他に音楽家や彫刻家も
寿命が長いとされているので、
ストレスが多分に影響している
とも言えなくもないが。

ま、そんなわけで、
とりあえず後ろ歩きは
プールでずっとやってるので
このまま継続しようと思う。

そういえば
最近プールでやたら
後ろ歩きするおば様方が多いのは
こういった理由だからか。

なんとなく納得した。

PS.

長くプールで後ろ歩きをしていると、
なんとなく体感できたことがある。

それは後ろ歩きをしていると、
腸の座りがよくなることだ。

具体的にいうと、
腸は非常に長い臓器なので、
普段生活をしている間に
微妙に腸の位置が動いたりする。

絡まるほどではないにしろ、
無意識のうちに腸が暴れているのだ。

そんな些細な腸のズレを
元の位置にキープしてくれる、
座りを良くしてくれることによって
正しく消化吸収が行われ、
長寿に繋がるのではないだろうか。

なんとなくではあるが、
ずっと後ろ歩きをしていると、
前歩きとは違うそんな効果を
体感出来ている。

因みに後ろ歩きの行動を常にとる
彫刻家もご覧の通り長生きだ。

平櫛田中(107歳)1872年2月23日1月15日-1979年12月30日
流政之(93歳)1923年2月14日-)
ミケランジェロ(88歳)1475年3月6日 – 1564年2月18日
石井鶴三(85歳)1887年6月5日-1973年3月17日
イサム・ノグチ(84歳)1904年11月17日-1988年12月30日)
アリスティド・マイヨール(82歳)1861年12月8日–1944年9月27日
高村光雲(82歳)1852年3月8日-1934年10月10日
朝倉文夫(81歳)1883年3月1日-1964年4月18日
ドナテッロ(80歳)1386年-1466年12月13日
ロダン(77歳)1840年11月12日-1917年11月17日
フランソワ・ポンポン(77歳)1855年5月9日-1933年5月6日
高村光太郎(73歳)1883年3月13日-1956年4月2日

PS2.

10月29日(土)放送の
NHKスペシャル
「あなたもなれる“健康長寿” 徹底解明 100歳の世界」にて、

加齢とともに現れる「慢性炎症」が
がん、動脈硬化、心筋梗塞などの
種々の疾患の原因ではなかと報告。

よって、慢性炎症を抑えることが
「センテナリアン(百寿者)」
100歳を超える健康長寿の秘訣であると、
ほぼ結論付けられていました。

秘訣1.多品種少量の食事

特に日本人には古来から
食べ続けられている野菜、海藻、
魚、味噌などの大豆食品が良いそう。

秘訣2.適度な運動

微小循環、つまりは血行促進される
運動を定期的に実践すること。
ウォーキング、自転車、水泳など。

秘訣3.ソーシャル性の高い行動

仕事、ボランティア、芸術、
家族、友人たちとの交流など。

PS3.

以前に作家は短命、画家は長寿とレポートしましたが、様々な情報からおおよそその理由が見えてきました。

作家はずっと座ったまま仕事をするので、血の巡りが悪くなり、老廃物が除去できない時間が長時間にわたるため病気を発症しやすくなって短命になるということ。

対して画家は風景を描く場所まで自らの足で歩き、さらに絵を描く際にチョコチョコ動きながら描くため、心臓に負担を掛けることなく血行が促進され老廃物をしっかり除去できる
ことで健康寿命含めて長寿になりやすいということです。そう言えば、ただ今88歳の草間彌生さんもちょっと前までは機敏に動いて作品を作ってらっしゃいましたね。

作家と画家の食べてるものがそれほど違うとも思えませんので、如何にストレスなく心臓に負担をかけず老廃物を除去できる血流を維持できるかが実は食べ物以上に長生きの秘訣かと勝手に予想します。

ある意味プログラマーなんかの座ったままの職種の方も作家と同じ傾向にあるかと思いますのでご用心ください。村上春樹さんはそのことを知ってか知らないでか、ランニングとスイムを趣味にされてます。

以上、長寿の秘訣はチョコチョコ動くでした。さ、この仮説如何でしょ?