優しさが詰まっ小説。
《いま、会いにゆきます》以来
市川拓司さんの2作目に読んだ著書がコレ。
出足の不思議な世界観は
村上春樹氏の著書に近いけど
そこはやっぱり市川拓司作品だ。
優しさの塊みたいなファンタジー小説。
ご覧の通り535Pと長編作品だけど
内容はさほど難しくなくすらすら読める。
そして、印象的だったのは
主人公の父が最期に遺したこの言葉。
この宇宙のどこかには、我々が過ごしてきた日々がそっくり残されていて、強く願いさえすればふたたびそこを訪れることができるんだとね・・・
量子科学の権威・田坂宏志氏の著書
《死は存在しない》に書かれていた
ゼロ・ポイント・フィールドの仮説と同じだ。
いつかこの星から
すべての憎しみが消え
透明な優しさが満ち溢れることを祈りたい。
□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□
昨日のドジャースは
このプレーに支えられた。
キケ・ヘルナンデスありがとー!