2025.03.01 14:00
アーティゾン美術館にて
ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ展と
同時開催されていた展覧会があった。
それが硲 伊之助展。
失礼ながら名前も顔も
存じ上げてなかったんだけど
作品をひと目見れば凄腕ぶりが理解できた。
サント=ヴィクトワール山(1925)
室より(南仏のバルコン)(1935)
鐘楼(1935)
栗(1940)
黄八丈のI令嬢(1946)
終戦後にも拘わらず
第1回の日展への出品を
耽美的であるという理由で
軍部の目に留まり出品を拒否された作品。
日展常任理事の有島生馬から
出品拒否されたとの電話連絡を受け
伊之助はこう返答したという。
大変光栄です。そうお伝えください。
燈下(1941)
最初の妻・アデリアとの関係が破綻したのち
伊之助のミューズとなったのがこの石塚二味子。
アンゴラのセーター(1949)
石塚二味子はソプラノ歌手志望であったというが
才能豊かであったにも拘わらず30代で亡くなったとか(涙)
そして、伊之助は彼女の墓の近くにわざわざ引っ越したそうな。
A・K嬢(1959)
晩年の伊之助を支えたのがこの海部公子
16歳のときに伊之助と出会い
20歳のときに内弟子となったそうな。
伊之助、恋多き絵描きである。
伊之助が一時保有していた
アンリ・ルソー《イヴリー河岸》(1907)
同じく伊之助が保有していた
アンリ・マティス《コリウール》(1905)
伊之助はヨーロッパでの修行中
偶然列車の中でアンリ・マティスと出会い
以後、「マチス先生」と生涯慕い続けたそうな。
さ、あと最低2回は通おっと。
□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□
MLB x 鬼滅の刃!?
3/18、19が楽しみでならない。