ありゃ!以前こんな大袈裟なことを書いてたのにも関わらず、
その続き書いてませんでした(汗)ゴメンナサイ!
ってことで、やっとこさ続きのはじまりです^^;
エルメス
ルイ・ヴィトン
グッチ
プラダ
ロエベ
セリーヌ
フェンディ
ボッテガ・ベネタ
以上、誰もが知るラグジュアリーブランドですよね?
実はこれらのブランドが誕生した歴史を紐解くと
ある共通点が見受けられるんです。
それは耐久性を重視したモノ作りに徹してたこと。
どのブランドの創業者も最初は町の小さな皮革工房を開業し、
地道に質の良い革製品を作り続けていたことが始まりなんですが、
どのブランドも「あそこの製品は丈夫で長持ち!」が
口コミで広がってブランド化していったんですね。
その最たるがもちろん王者エルメスなんですが、
エルメス創業者であるティエリ・エルメスは
馬具の耐用年数を5年→10年→30年というふうに
他社に先行してハードルを上げていったことで
他の馬具工房を大きく引き離すことになったわけです。
因みに今のエルメスのベテラン職人には
300年を目指す!と公言している人もいます。
もちろん彼の求めるところは耐用年数を伸ばすことによって
顧客に丈夫な馬具、遠出しても壊れない馬具を提供したい、
であったことに間違いはないのですが、
ひょっとしたらこんな簡単な方程式が彼の頭の片隅に
出来ていたのかもしれません。
製品価格 ÷ 耐用年数 = 1年間当たりのコスト
この1年間当たりのコストが安ければ安いほど
コスパの高い製品になるってのはもうお分かりですよね。
そして、コスパを高めるには製品価格を下げるよりも
むしろ製品価格を上げてでも耐用年数を伸ばしたほうが
得策だということに気付いていたのかもしれません。
時計業界なんてまさにそうです。
パテック・フィリップ
オーデマ・ピゲ
バシュロン・コンスタンタン
以上の世界三大高級時計ブランドは一生涯どころか
会社が存続する限り永久に修理して使い続けることができます。
もちろんメインテナンス費用はそれ相当に掛かりますが
1年間当たりのコストは限りなくゼロに近づくってことなんです。
ヤフオクでだって高く売れますしね(^^)
以上のラグジュアリーブランドの歴史を参考にすると
日本のメーカーが目指すべき道は明らかではないかと。
それがこれ。
高額でも半永久に使える製品の開発
ではないでしょうか?
もう行き着くところこれしかないと思うのですよ。
万が一壊れたとしても、外装に傷がひとつついたとしても
部品ひとつから交換できるような万全のアフターサービス。
新製品が出てもパッケージ交換でOK!
もちろん部品保存期間なんて半永久にすべきでしょう。
自分の死後、誰かに譲れるように中の掃除もしやすいように
設計して欲しいくらいです(笑)
冷蔵庫や液晶の大型テレビを捨てるのって大変ですよね?
壊れて修理に出すのも一大事です。
壊れた部分だけ自分でさくっと部品交換修理出来る、
そんな製品開発をぜひともお願いしたいものです。
DELLのように電源ボタンの小さな部品ひとつが割れただけで
「部品の提供はできません!修理代は最低2万円からです!」
新品価格より高額な修理代!?
なんていうお粗末なアフターサービスは不要です。
部品1個から送付できる仕組みを作ればいいだけなんです。
でも、早々そんな高額な製品は買えへんで?
大丈夫です!
安物買いの銭失いが無くなるのですから。
1年間当たりの全体コストは低く抑えられるはずです。
ABCマートの1万円の靴を1年でお釈迦、
オールデンの10万円の靴を15年間使用。
さて、どっちがお得な買い物でしょうか?
でも、買い替え需要が発生しないんとちゃう?
大丈夫です!
世界中の富裕層がターゲットですからマーケットは広大です。
それより資源だって無限じゃないんです。
永久に使い回しできる製品を早期に開発して
インフラになりうるような万全なアフターサービス体制を
先に構築したほうが勝ちです。
既成概念を気にして中国や韓国と同じ土俵で戦ったら
それこそいずれは差別化出来ず滅びます。
インドだって虎視眈々と世界市場を狙ってますからね。
そんなわけでこんな製品を作っては如何でしょうか?
高額でも半永久的に使用出来る愛のある製品
そんなモノづくりを「これが日本の生きる道」ということで
ボクはこれからも鬼プッシュしていく所存です!^^
PS.
エルメス社の株式時価総額を知人に聞くと
ほとんどの人が「500億円くらい?」と答えます。
今日現在で約2兆5千億円ですのでお間違いなきように^^
PS.
以下のようなご指摘がございましたのでご回答を。
>>半永久的耐久性のある電化製品を
>>今でも映る白黒テレビを君は大事にするのか?・・・
ここれは突っ込みが来る部分だと思っていました(笑)
あくまでも成熟された家電を対象として考えて下さい。
液晶テレビやデスクトップパソコン、冷蔵庫、
炊飯器などのほぼデザインが確定してしまった
白物家電が対象です。
Tシャツに半永久を求めるのは難しいですが、
耐久性があれば必ずブランド力は向上するはずです。
H&M,Zara,Gap,Uniqroは今は好調かもしれません。
が、数百年先まで生き残る可能性の高いブランドは
耐久性の向上に力を入れているエルメスや
上に挙げた高級時計ブランドだと思っています。