鯖江の名品 +LUMBER。

ちとハードに使いすぎた?汗


昨年手に入れた鯖江の名品
+LUMBER THERMO BOTTLE
やっとこさ1年経過デス。

この1年ホントよく
頑張ってくれたんですが
その反面、名誉の負傷も多く。

自慢のウォールナットも
あっちこっち傷だらけ(汗)

北八登山のときの凹みも
治ることなく相変わらず健在(笑)

果たして99年後
どれだけ数多くの名誉の傷が
刻み込まれてることだろうか?

 

□□□ 東雲乃本 □□□□□□□□□□

★★★★★
無私の日本人
穀田屋十三郎篇
著者:磯田道史

漫画になって200万部突破!
ただ今空前の大ブームを
巻き起こしている
吉野源三郎先生著書
君たちはどう生きるか」も
超のつく素晴らしい作品でしたが

2016年に映画化された
『殿、利息でござる!』の
原作として知られた
磯田道史先生原作の
ノンフィクション小説
「無私の日本人・穀田屋十三郎篇」も
★5つの素晴らしい作品でしたので
まだ読まれてない方はぜひ。

以下、あらすじデス。

それは江戸中期の頃
仙台藩領内の宿場町・吉岡は
領主への年貢米だけでなく
村を通過する参勤交代の為の
荷運びなど重い課役に苦しみ
村を夜逃げする者も多く現れ
村存続の危機に瀕していた。

そんな中、村の将来を憂う
穀田屋十三郎と菅原屋篤平が
村存続のためにある秘策を思つく。

それは千両の大金を作り
仙台藩にそれを貸付することで
毎年の百両の利息を得て
村人たちに還元するという
今でいう福祉制度であった。

そして、村で密かに9家もの
志を同じにする賛同者が集まり
村の将来のために私利私欲を捨て
先祖代々のお宝だけでなく
田畑や商売道具までも売り払い
ある時は風呂に入ることも憚り
ある時は家族全員断食までもし
構想から足かけ6年の歳月を経て
ついに千両の大金を作り上げる。

※千両=今の価値換算3億円

がしかし

もちろんそう簡単に
百両もの利息を払う契約を
仙台藩勘定方がのむわけはなく
穀田屋ら9家は命を懸けて
仙台藩に挑むのであった。。。

以上、聞くも涙、語るも涙で
最後は号泣せずにはいられません。

因みに穀田屋さんは
今も子孫の方が吉岡の地で
酒屋を続けていらっしゃいますヨ。