江戸前の流儀。

PEN 2019年 1/1・15号より


東京でお正月を過ごすなら
もう此処しかないでしょ!

ってことで・・・

江戸前のお正月が全部詰まった
おっさん・おばさんのワンダーランド

「東京江戸博物館」へ。

今年の目玉は
第13代将軍徳川家定に
お輿入れした天璋院篤姫様と

第14代将軍徳川家茂に
お輿入れした和宮様の

絢爛豪華な雛道具の数々
時価総額うん億円の品々だ。

因みに家定は34歳
家持は20歳で生涯を閉じるなど
将軍家や皇族は短命な人生で
終わる方が多かったのだが

その原因は
乳母や御台所がつけていた
白粉による鉛中毒であったことが
近年の研究で判明している。

乳母や御台所が胸のほうまで
鉛入りの白粉をつけていた為
それを吸ってしまったのこと。

からくり人形の実演は毎年大人気。

江戸城本丸大手門の前に建てられた
越前福井藩主・松平伊予守忠昌の
上屋敷の門。

しかし、明暦の大火により焼失し
以後、このような絢爛豪華な
大名屋敷の門は姿を消したとか。

江戸初期、日本橋北詰の町人地。

三井の越後屋。

両国橋の西詰。

明治時代の銀座。

以上、1/2と1/3は無料公開デー。

毎年必ず行くべしデス。

 

□□□ 東雲乃本 □□□□□□□□□□

★★★☆☆
日清戦争 「国民」の誕生
著者:佐谷眞木人

日清戦争当時の国民の熱狂ぶりを
具体的な事象を例に淡々と紹介した
『日清戦争 「国民」の誕生』を読了。

ご覧の画像は日清の戦勝祝いで
日比谷に造られた凱旋門。

戦時中、明治天皇は広島基地で
陣頭を指揮していたため
都民はこの凱旋門で天皇のお帰りを
待って戦勝を祝ったんだとか。

つまり、この頃から日本国民に
ナショナリズムが形成され
戦功を挙げた軍人らを国民や
メディアが大いに褒め称え

逆に後の三国干渉で外交力の弱さを
露呈した政府は叩かれ
徐々に主導権を握った陸海軍が
対露、対米へと
舵を切っていくことになるという・・・

因みに凱旋門は
神戸にも造られたそうデス。