2022.11.10(木)11:00~
人生2度目の「稲葉天目」を鑑賞。
場所は今年10月1日に
世田谷区の岡本から
丸の内に移転オープンした
静嘉堂文庫美術館
愛称「静嘉堂@丸の内」。
岡本の静嘉堂文庫では
不幸にも自然光であったため
稲葉天目独特の宇宙は見れなかった。
がしかし、、、
【ご来館におすすめの時間】
静嘉堂@丸の内で開催中の「響きあう名宝ー曜変・琳派のかがやきー」展、おかげさまでたくさんのお客様にご来館いただいております。
平日の11:30~13:00、もしくは16:00以降
の時間帯が比較的空いています。日時指定予約をおすすめしております。#静嘉堂丸の内 pic.twitter.com/gYIxVHEbzj— 静嘉堂文庫美術館 (@seikadomuseum) October 27, 2022
今回の静嘉堂@丸の内では
スポットライトが当てられ
小さな稲葉天目の茶碗の中に
無限に広がる宇宙が見て取れた。
まさにブルータスの表紙で見た
正真正銘の「稲葉天目」だった。
そして、人生初の・・・
【付藻茄子 TV番組で紹介のお知らせ】
NHK BSプレミアム『英雄たちの選択「戦国ミステリー 利休はなぜ死んだ? ~天下人秀吉との攻防~」』にて、静嘉堂文庫美術館所蔵の《唐物茄子茶入 付藻茄子》(からものなすちゃいれ つくもなす)が紹介されます。2/16(水)20:00-20:59 https://t.co/hrP9amZeFv pic.twitter.com/HM16B0biYV— 静嘉堂文庫美術館 (@seikadomuseum) February 14, 2022
九十九髪茄子こと
唐物茄子茶入 付藻茄子。
三代将軍・足利義満が所有し
松永久秀を経て織田信長が所有
本能寺の変で焼けるも
焼け跡から奇跡的に拾い出され
豊臣秀吉、有馬則頼を経て
今度は大坂夏の陣で再び罹災
しかしながら
徳川家康の命を受けた
塗師の藤重藤元・藤厳父子が
再び宝蔵の焼け跡から拾い出し
破片を漆で継ぎ合わせて
見事な修復を行ったそうだ。
あまりの出来栄えに
家康は褒美として藤重親子に
九十九髪茄子をそのまま与え
1876年(明治9年)
岩崎弥之助に譲られるまで
藤重家の家宝となっていたそうだ。
まさに不死身の九十九髪茄子
ぜひとも肖りたいものである。
□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□
まさかしもべえに泣かされるとは。。。
不 覚 。