2022 京都の旅 vol.02 大仙院。

大徳寺・大仙院

2022.11.22(火)11:10~


永正6年(1509年)
大徳寺76世住職
古嶽宗亘によって創建され
現在22に及ぶ大徳寺塔頭中
北派本庵として最も由緒ある名刹

大徳寺・大仙院

床の間は日本最古とされ
本堂の方丈(附:玄関)は国宝。

※寺院内は写真撮影不可

本覚坊遺文 千利休

井上靖原作の映画
本覚坊遺文・千利休」にて
弟子の本覚坊(奥田瑛士)と
織田有楽斎(萬屋錦之介)の二人が

こじんまりとした枯滝組の
枯山水庭園を眺めながら
故・古田織部について
語り合うシーンに使われていたため
迷うことなく聚光院のあと参拝した次第。

本覚坊遺文 千利休

千利休が秀吉に
お茶を出したと伝わる
すいしょう室と呼ばれる部屋。

ふたりの背には奢侈そうな襖絵が。

もともと本堂の方丈には
狩野元信筆の重文の墨画
禅宗祖師図」などが
障壁画として24幅あったそうだ。

※現在は東京国立博物館所蔵。

ひょっとすると撮影当時は
直筆が掛けられてたのかもしれない。

狩野元信 大仙院方丈障壁画 四季花鳥図

そのほか大仙院には
方丈の「檀那の間」に
狩野派2代目・伝狩野元信筆
重文「四季花鳥図」

方丈の「礼の間」には
その弟・狩野之信(雅楽助)筆の
重文「四季耕作図」の障壁画が
遺されていたそうで
その一部が高精細複製図で見られる。

※現在は京都国立博物館に寄託

他にもこんな絵を所蔵していたそうだ。

紙本墨画瀟湘八景図 6幅(室中、相阿弥筆)
紙本墨画瀟湘八景図 16幅(室中、伝相阿弥筆)

大徳寺・大仙院

表門

大徳寺・大仙院

楓の落ち葉

大徳寺・大仙院

表門横の松

大徳寺・大仙院

大仙院庫裏入口

写真撮影不可のため
記憶が定かでないところ多し。

正直最初は知識不足のため
かなり侮っていたが
さすが大徳寺北派本庵なだけある。

開祖・古岳宗亘のあと
春屋宗園、古渓宗陳など
千利休と所縁の深い名僧も続いた。

特に利休の禅の師匠であった
古渓宗陳は利休の首が
一条戻り橋で晒されたあと
首をこっそり持ち帰り
手厚く葬ったことでも知られる。

以上、いつの日かもう一度
ゆっくりお邪魔して復習してみたい。

※拝観料:400円

 

□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□

PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ。

ロベルト・バッジョ

この言葉を思い出すなんて
ホント日本人は優しくいいネ。