画・萬鉄五郎の《裸体美人》に会いたくて。

TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション

いた!いた!裸体美人!


何故に裸体美人?

《新・美の巨人たち》にて
日本洋画界のフォーヴィスムの
旗手として知られる萬鉄五郎について
こんな興味深い逸話を紹介していた。

1912年、萬鉄五郎が
東京美術学校を卒業する際
冒頭中央に掲げられている
今では重要文化財にもなっている
女性のヌード画像《裸体美人》を
当時の学長であり担当教官でもあった
日本洋画界の重鎮・黒田清輝に
卒業制作の作品として提出したそうな。

がしかし、、、

萬鉄五郎《裸体美人》

裸体美人に対する黒田の評価は・・・

卒業制作19作品中16位!?

現東京芸大学長の日比野克彦氏も
その評価のことは知らなかったようで
「へえ、そうだったんだあ。」と苦笑い(笑)

野辺・黒田清輝

黒田清輝はその5年前に
ご覧の《野辺》という
いかにもアカデミックな
女性ヌード作品を描いており
ポスト印象派やフォーヴィスムを
受け入れることは到底できなかったのか
「俺をおちょくってんのかあ!?」
ぐらいにでも思ったのだろうか?笑

という逸話を聞いて
是非とも鑑賞したいと思って
先月末にコチラで報告した
東京国立近代美術館で開催中の
《TRIO展》にやってきたというわけだ。

ま、とはいえ
ボクの第一印象も
決して明るいものではなく
「へえ、こんな絵が評価されてんだあ。」
と、黒田清輝の肩をもつ結果となった。

まだまだボクも修行の身ということで(汗)

TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション

さて、左に並んでいた
マティスの絵はともかく
右の女性ヌードの絵については
「さすがモディリアーニ!」
と快哉したくなるほどコチラは評価。

そして、もう一枚
萬鉄五郎の作品を紹介して最後とする。

TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション

《もたれて立つ人》1917

観るからにTHE キュビズムって感じ。

PS.

梅原龍三郎《裸婦》1931

東京国立博物館で見た
梅原龍三郎の《裸婦(1931)》も
なかなかに個性的だった。

戦前はこういう時代だったのね。

 

□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□

動く夏目漱石!?

動く芥川龍之介!?

動く太宰治!?