2025 京都の旅 vol.13 大原・勝林院

京都大原・勝林院

2025.02.05 12:00


額縁庭園で人気の
宝泉院のエントランスから
やたら歴史を感じる建物が見える。

それが大原・勝林院の本堂だ。

とはいえ、平安時代の建物ではなく
江戸時代後期の1778年に再建されたらしいが。

京都大原・勝林院

さて、本堂の柱の左側に
「大原問答」と書かれた板が
掲げられているのが見えると思うが
勝林院は「大原問答」の舞台として知られる寺院だ。

時は平安時代後期の1186年
浄土宗の開祖・法然と
それを否定する他の宗派が
此処勝林院にて自分たちの主張を
正当化しようと問答を繰り広げていた。

すると、本尊である阿弥陀如来像が
法然の専修念仏の正当性を証明するが如く
光を放ったとまことしやかに伝わっている。

以来、ご本尊の阿弥陀如来像は
「証拠の阿弥陀」と呼ばれるようになったそうだ。

京都大原・勝林院

ご本尊の阿弥陀如来像

京都大原・勝林院

「証拠の阿弥陀」と呼ばれた
平安時代に造られた阿弥陀如来像は
残念ながら焼失したためその姿は今はない。

因みにこの阿弥陀如来像は
頭部は室町時代(1492年頃)のもので
胴体は江戸時代中期(1736年)の
本堂火災後に復刻されたものだそうだ。

京都大原・勝林院

京都大原・勝林院

それにしても歴史を感じる本堂やね。

京都大原・勝林院

太鼓があったのでつい打ってもた。

ええ音鳴ったよ。

京都大原・勝林院

さ、続いては38年ぶりとなる三千院へ

そう、ちょうど本堂向かい側の
階段を上がったところにあるんどす。

 

□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□

なにやってんだか(笑)