2012年赤坂迎賓館一般参観。

びゅでぃふぉーデス。


先日の東京散歩でも登場した豪華絢爛な赤坂迎賓館。

その一般参観の抽選に運よく当たることが出来まして、本日目出度く参観してきた次第でございます。参観希望日を書き忘れたのが良かったのかな?

JRもしくは地下鉄四ツ谷駅赤坂口から数分歩くと並木道の向こうにドーンと現れるのが赤坂迎賓館です。迎賓館赤坂離宮とも言いますネ。

こちらがお馴染みの正門でございます。

正門から覗くと遠くのほうに迎賓館の正面外観が見えますが、参観の入口は西門に回らないといけません。

こちらが西門側にある参観用臨時受付。空港と同じようにセキュリティを通り抜け、当選ハガキと身分証明書を提出しなければなりません。

受付で入場バッヂを渡されます。
国章の五七桐花紋ですね。

受付を抜けるとすぐに外観が現れます!

赤坂迎賓館は日本唯一のネオ・バロック様式と言われており、鹿鳴館などを設計したお雇い外国人建築家ジョサイア・コンドルの弟子にあたる宮廷建築家片山東熊がもともと東宮御所として設計し、1909年(明治42年)に建設されました。ってことは、100歳超えてるわけですネ!スゴッ!

しかし、あまりに華美で住居としては使い勝手が悪かったらしく、後の昭和天皇になられる大正天皇の皇子・皇太子裕仁親王と良子女王がほんの数年間住居として使用されたぐらいで、第二次世界大戦後は皇室から国に移管されることになり、国立国会図書館や裁判官弾劾裁判所、東京オリンピック組織委員会など公的機関に使用された後、1974年(昭和49年)3月に迎賓施設を目的として現在の迎賓館に改修されたんだそうです。

さて、いよいよ館内突入です^^
館内への入場は正面に向かって右側の入口一カ所のみ。ですが、残念ながら館内はカメラ撮影禁止ですので、内閣府の写真集から画像をリンクさせて頂きますネ。

彩鸞の間

表敬訪問に訪れた来客が最初に案内される控えの間です。控えの間とは言っても金ぴかの超豪華なお部屋ですヨ。

彩鸞の間(暖炉)

とにかくどこもかしこも金箔が凄いっす^^

花鳥の間

公式晩餐会が催される大食堂。最大130名の席が設けられるそうです。

花鳥の間(七宝額「矮鶏」)

中央階段

床にはイタリア産大理石が張られ、その上に赤絨毯が敷きつめられていますが、それほど幅広の豪華な階段ってわけではありませんでした。

2階大ホール

柱の大理石がすんごい存在感です!

2階大ホール(絵画)

小磯良平画伯による2枚の油絵です。

朝日の間

国・公賓用のサロンとして表敬訪問や首脳会談が行われる部屋だそうです。

朝日の間(天井絵画)

朝日の間の由来となった天上絵画で、『朝日を背にして女神が香車を走らせている姿』だそうです。

羽衣の間

迎賓館内で最も豪華な3基のシャンデリアが設置された部屋。雨天の際に歓迎行事が行なわれたり、レセプション、会議場としても使用されるとか。また、晩餐会の招待客に食前酒や食後酒が供されることも。

羽衣の間(天井絵画)

この部屋の名の由来にもなった謡曲『羽衣』の景趣を描いた300㎡の曲面画法による大絵画デス。

以上、建物の規模としてはベルサイユ宮殿より相当小さいですが、質感は決して負けてないお部屋ばかりでございました。でも、客室が公開されてなかったのがちと残念です。

いよいよその3 赤坂迎賓館の主庭のご紹介に入りますが、その前に迎賓館のある緑のエリアを空からご覧下さい。
※画像はGoogle earthから

赤坂迎賓館は広大な緑の一帯の北側に位置してるんですが、実は緑のほとんどが赤坂御用地と呼ばれるエリアでして、皇太子徳仁親王一家のお住まいである東宮御所をはじめ、秋篠宮邸、三笠宮邸、寬仁親王邸、高円宮邸などの宮廷、
そして天皇主催の園遊会会が開催される赤坂御苑などが広がっているのでございます。

で、この赤坂迎賓館と赤坂御用地を合わせた緑の敷地全体がもともと紀州徳川家の上屋敷だったわけなんです。凄すぎ!

でも、これだけ広大でも江戸城(現在の御所)と比べると1/3の広さしかないんですね(汗)江戸城もっと凄すぎデス!

さて、余談はさておき、いよいよ建物横を縫って主庭へ参ります。

左側に迎賓館建物を横目にしながら・・・

こちらが正門の真反対側の建物外観になります。

因みに建物の横幅は106mだそうです。

そして、主庭がドン!

直径36mの大きな噴水が目の前に!

ベルサイユ宮殿にある巨大な大噴水には敵いませんが100年以上も前にこんな豪華な噴水や建物を造るなんて貧乏性のワタクシにはまったく創造出来ません(滝汗)

裏から見てもうっとりするような外観ですネ。ぜひ皆様にもご覧頂きたい日本の宝物でございますヨ。

赤坂迎賓館 前庭から

今年は11月1-3日までの3日間、公開されておりました。今更お知らせしても遅いですよね(滝汗)

以上、豪華絢爛な赤坂迎賓館でございました。

まだ赤坂迎賓館をご覧になってらっしゃらない方はぜひ来年6月頃発表の一般参観にご応募くださいませ。

詳細は内閣府HPのコチラにUPされる予定です。