日本の伝統美の宝庫デス。
先日コチラでもご紹介した
1962年5月20日に開業した
ホテルオークラ東京の本館。
館内に日本が誇る伝統工芸美が
数多く散りばめられているのは
創業者である大倉喜七郎が
国内屈指の工芸家達によって
生み出された美しい伝統工芸で
諸外国の貴賓を迎えようという
創業理念に基づいたからとか。
通りで日本古来の紋様が
数多く隠されていたわけですね。
がしかし、、、
その本館建物も8月末をもって
建て直しされる予定とのことで
その前に最後の雄姿を少しだけ
カメラに収めてきた次第デス。
ホテルオークラ本館前
外観は小坂秀雄氏が設計。
因みに去年4月に来日して
すきやばし次郎で話題となった
アメリカのオバマ大統領は
このホテルオークラに滞在し
館内にある久兵衛でも
寿司の出前を2度頼んだとか。
エントランス横の壁は
こんな菱型模様の格子で
覆われてたりします。
埃取るのは大変でしょうけど。
本館ホール正面には
オークラランタンと
そのオークラランタンと同じ
五角形の形をした花壇が。
画像では小さく見えますが
かなり巨大な花壇デス。
かの有名な
谷口吉郎設計の
本館エントランスロビー。
オークラランタンの
ほんのりとした優しい光が
来訪者を迎えてくれます。
窓の上部には麻の葉組子
下部には雪見障子が設置され
床には市松模様の落ち着いた
色合わせの絨毯が敷かれ
向かい側奥の壁には
色絵磁器の第一人者
富本憲吉氏の意匠による
四弁花紋の織物が
屏風型の壁に張られています。
梅の花の形に象られた
椅子とテーブルは
長大作氏の製作によるモノで
座り心地も抜群デス。
大倉集古館
木造普賢菩薩騎象像をはじめ
3つの国宝や重要文化財が
数多く収蔵されているとか。
2014年4月より長期休館中。
2018年に再開予定とか。
コチラは本館の横に建つ
1973年12月1日にオープンした
本館の外観によく似ている
別館のサウスウィング。
7月1日から8月31日までの期間
プチリニューアルの為
ただ今、休館中でありますが
本館建替工事期間中は
奮って営業する模様デス。
コチラが2019年春開業予定の
ホテルオークラ東京 新本館
その建替え計画イメージです。
地上38階、地下6階、
高さ約195mの高層棟のほうは
4階~21階までがオフィスフロア
22階以上が客室だそうデス。
高さ80mの低層棟の方は
ホテル専用の建物となり
2つ合わせた客室数は約550室。
もうまったく別物ですね(涙)
果たして旧本館の伝統工芸美が
どこまで再構築されるのか
複雑な気持ちで2019年の開業を
待ちたいと思います。