私本太平記 vol.02ー後醍醐天皇、命懸けの隠岐島脱出ー

後醍醐天皇隠岐の島脱出

後醍醐天皇、今度は海で猛ダッシュ!


私本太平記 vol.01ー笠置山中をサバイバルする後醍醐天皇ーのつづきデス。

さて、元弘の乱の失敗によって囚われの身となった後醍醐天皇は、翌年の1332年、承久の乱の先例に従って不幸にも後鳥羽上皇と同じ隠岐島(島根県境港市沖合)に島流しにされてしまいます。

そして、後醍醐天皇の隠岐島での幽閉生活がおよそ1年が過ぎた頃、護良親王や楠木正成や赤松円心らのくすぶる反幕活動を食い止めるため、いよいよ後醍醐の暗殺命令が隠岐の判官・佐々木清高に下されます。

しかし、すんでのところで、監視役の佐々木富士名三郎や名和長生らを甘い言葉で寝返らせ、監視の緩んだ隙を狙って、ついに千種忠顕ら側近らとともに隠岐の島脱出を決行!

笠置山でのサバイバルに続き今度は脱出用の船を目指して隠岐島の海岸を後醍醐天皇猛ダッシュ!もちろんすぐにへたばるんですが側近らの身体を張った活躍により同行の妃3人を含めギリギリのところで隠岐島脱出に成功します。梅松論によるとイカ釣り船にてイカの下に身を隠して幕府の追手から逃れたとか!?

その後、後醍醐天皇一行らを乗せた船は出雲を目指すも追手から逃れるため伯耆の港まで流され、寝返った名和長生の兄である伯耆の豪族・名和長年を頼って、画像の通り名和長生に背負われてまたしても海岸ダッシュ、命からがら天然の要害・船上山まで逃れます。

船上山の戦い

そして、追いついてきた隠岐判官・佐々木清高の軍と名和一族が船上山にて激しく交戦した末、ついには佐々木軍を撃退します。勢いに乗った後醍醐天皇はすぐさま全国に再挙兵の綸旨を発令!いよいよ鎌倉幕府倒幕へのゴングが鳴り響きます!

後醍醐天皇の強運恐るべしデス。

私本太平記 vol.01ー笠置山中をサバイバルする後醍醐天皇
私本太平記 vol.02ー後醍醐天皇、命懸けの隠岐島脱出
私本太平記 vol.03ー足利尊氏&新田義貞のW謀反
私本太平記 vol.04ー後醍醐天皇 vs 足利尊氏
私本太平記 vol.05ー尊氏 vs 直義の史上最大の兄弟喧嘩

 

□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□□□□

夏木マリさんカッコ良し♪

あごがシュッとしてる!