妄・したたかなりバイデン、愚かなりプーチン。

ウクライナ・オン・ファイアー

こんなことを妄想してみた。


つい先日、2013-2014年にかけて起きた市民革命・ユーロマイダンを追ったドキュメンタリー「ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ(2015)」を紹介したが、今度はプーチンや親ロシア派のヴィクトル・ヤヌコーヴィチ元大統領側ら敵対勢力側から見たドキュメンタリー「ウクライナ・オン・ファイアー」を鑑賞してみた。タイトルが似てるからややこしい(苦笑)

監督は「オリバー・ストーン オン プーチン」で、プーチンと意気投合していたというか洗脳された感もあるオリバー・ストーン。

ウクライナ・オン・ファイアー(2016)
監督:オリバー・ストーン

内容はめちゃくちゃ暗く面白味にも欠ける。もちろんオリバー・ストーン=親ロシア派側から見た作品なので、攻撃を受けているのは市民側ではなく政府派遣の治安部隊のほうだ。

で、プーチンやロシアに亡命したヤヌコーヴィチの言い分はこうだ。ユーロマイダン革命の裏で糸を引いていたのは西側陣営に他ならなく、特にネオナチといわれるような暴力的な極右組織まで焚きつけて西側は扇動したと。よって、民主的でもなんでもない単なる暴力による革命であり、親ロシア派が圧倒多数を占めるクリミアがロシアに併合されるのは当然の帰結だったのだと。まあ、プーチンの言うことなんで全然信用ならんけど。

がしかし、どっちが正義か悪かは置いといて、ここ10年のウクライナの政情を見れば狐(米英)と狸(プーチン)の化かし合いであることは間違いなく、結果的にウクライナを犠牲にしてでもプーチン並びにロシアを葬り去りたい米英の罠に、プーチンがまんまと嵌ってしまったという構図に見えてしょうがない。

なぜバイデンは「ロシアが侵攻しても米軍は派兵しない」など、わざわざ手の内を見せたのか、しかもいかにも弱腰のように。つまりそういうことだったのだ。

ジョージアとモルドバがEU加盟を正式申請した今、このまま戦闘状態が長引けば『サピエンス全史』のユヴァル・ノア・ハラリ氏がココで指摘してる通り、ロシア帝国の死亡診断書に死因として記される名前は「ウラジーミル・プーチン」となる可能性が極めて高まった。そして、中国が孤立する可能性も。

したたかなりバイデン、愚かなりプーチン。

 

□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□

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