2023.01.21(土)10:10~
弘前れんが倉庫美術館の
雪に埋もれる美しい外観を
存分に堪能したあと
館内で見学した企画展は・・・
奈良美智展弘前 2002-2006 ドキュメント展
うん?
ドキュメント展!?
なんと2002年から
2006年に開催された
以下3回の奈良美智展覧会の回顧展だったのだ。
I DON’T MIND, IF YOU FORGET ME.(2002年)
From the Depth of My Drawer(2005年)
YOSHITOMO NARA + graf A to Z(2006年)
実は2002年当時この場所は
まだ美術館ではなく
単なるレンガ倉庫であったため
弘前出身の奈良さんをはじめ
日本中から集まった
多くのボランティアによって
なにもないところから手作りで
展覧会場を作ったというのだ。
つまり、当時の展覧会が
どのような切欠や過程を経て
開催に至ったかの軌跡を公開した
世にも珍しいメイキング展覧会だったのだ。
そんなわけで
奈良さんの作品展示は
残念ながら少なかったわけだが
逆に奈良さんの人となりは
十二分に理解できる展覧会であったと思う。
以下、展示の模様をご覧あれ。
エントランスから手作り感満載(笑)
左下に写っている女性が
吉井酒造株式会社元社長・吉井千代子さん
当時のレンガ倉庫のオーナーだ。
「もしもし、奈良さんの展覧会はできませんか?」
この方が奈良さんに惹かれ
ギャラリーに問い合わせた
1本の電話から展覧会構想が舞い上がる。
会場には当時を偲ぶ写真が
数多く埋め尽くされていた。
古びた煉瓦倉庫を
展覧会に使用できるよう
もの凄い数のボランティアが
しかも日本全国から集まって
手作りで改装されたこともよく分かった。
若い頃に奈良さんが収集したアルバム一覧。
奈良さんの愛読書?
なんと奈良さんは高校2年生の頃
ロック喫茶の内装まで手掛けてたのだ!?驚
以上、2023冬 青森の旅 了。
□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□
すまん!俺のせいだ、何とかしてくれぇ!
神様イチローでさえスランプはある。
いわんや凡人をやである。