春香る萩の城下は歴史を作ったみかんゼリー。

2018年3月25日(日)午後


午前の松陰を辿る旅に続いて
午後は萩の城下を巡る旅デス。

冒頭画像の小高い山は
麓に萩城の遺構が残る指月山。

撮影した場所は
女台場跡近くの菊ケ浜。

本当に綺麗な砂浜で驚きデス。

さて、萩の城下町は
この古地図通り大変小さく
人口も少なかったのですが

支藩を含めた長州藩全体では
人口約70万人だったそうで
幕末の1860年代においては
日本屈指の大藩であったそうな。

その為、石高も
表向き36万石でしたが
実質は100万石以上とも!?

そうでないとさすがに
幕府相手に戦えませんよね。

で、午後最初に訪れたのは
古図の中央に存在した明倫館。

水戸藩の弘道館
岡山藩の閑谷黌と並び
日本三大学府の一つとされた
プールもあった巨大藩校デス。

吉田松陰が弱冠19歳で
兵学師範になったことでも
よく知られた藩校デス。

明倫館教室内部も
ボクの通った小学校以上に
立派な校舎で驚きデス。

明倫館敷地に建つ有備館。

高杉晋作や桂小五郎が
実際に通った剣術道場デス。

さらに明倫館校舎内には
幕末維新動乱期に使用された
武具などが多数展示されてます。

続いては上士階級や
豪商の屋敷が並ぶ萩城下町へ。

高杉晋作生家。

上士階級の下クラスと言えど
立派な門構えのお家デス。

高杉家は200石取り。

今の価値に換算すると
年収1500万程度になるんですが
使用人の雇用などを考えると
決して裕福とは言えなかったとか。

桂小五郎こと木戸孝允邸。

桂家は150石取り。

桂家は邸内への入室が許されてます。

下士26石の杉家とは
まったくレベルが違います。

萩藩御用達の豪商・菊屋。

何しろ敷地2000坪ですから
家老職クラスの豪邸デス。

禅寺のような枯山水あり。

屋根の張り出しも半端なしデス。

邸内もご立派。

本蔵、金蔵、米蔵、釜場など
これほど豪華な建物は
田園調布でも稀かもしれません。

最後に萩城跡地へ。

天守閣跡。

石垣だけが遺っています。

萩城敷地内から眺める菊ケ浜。

ターコイズブルーの海にびっくり!?

高校の修学旅行でも来てますが
こんなに綺麗だったっけ???

以上、萩城下町を巡る旅でした。

下関篇へつづく。

長州の旅 3月24日午前:大村益次郎篇
長州の旅 3月24日午後:山口政治堂篇
長州の旅 3月25日午前:吉田松陰篇

 

□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□□□□

高校時代の修学旅行文集に書いた詩はコチラ。

秋香る萩の匂いは愛を綴ったブルーベリー。