2025.02.28 15:00
根津美術館《武家の正統・片桐石州の茶》
片桐石州って歴史好きなら
どっかで聞いたことある名前だよね?
それもそのはず
賤ヶ岳の七本槍の1人である
片桐且元の甥っ子なのだ。
で、その甥っ子の石州が
何を遺したかというと・・・
千利休の実子・千道安の流れを汲む
桑山宗仙に茶道を学び名を馳せ
4代将軍徳川家綱の茶道指南役となると
「茶湯三百ヶ条」という指南書を残し
武家の正統として石州流が根付いたという。
また「秘事五ヵ条」ではこんな名言を遺した。
「茶湯さびたるは吉、さばしたるは悪敷と申事」
訳:茶の湯において、自然と古び良い味となったものこそ良く、意図してそのように作ったものはよくない
江戸後期には松平不昧や井伊直弼が
石州流の流れを汲んだ大茶人として知られる。
尻膨茶入の袋が可愛い。
色・柄ともにめちゃくちゃ凝ってるやないの。
茶杓 銘 五月雨
共筒 片桐石州作
江戸時代17世紀 野村美術館蔵
とてもシンプルで美しい造形だ。
さ、あと何回鑑賞に来よかな。
□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□
ウォーターシールド凄いネ!
まさに水のバリアだね。