ラストサムライ。

最期の侍たちの軌跡。


★★★★☆
ラストサムライ
監督:エドワード・ズウィック
主演:トム・クルーズ
助演:渡辺謙・小雪・真田広之

2003年の劇場公開当時に鑑賞し、大変感銘を受けた作品ですが、15年の歳月を経て再び鑑賞してみました。

何故再び鑑賞しようと思ったか?

やっぱり新選組副長・土方歳三の存在でしょうか。

司馬遼太郎の『燃えよ剣』を昨年末読了したこと、また日野の生家をはじめ土方歳三に所縁の深い地を巡っていたこともあって、戊辰最期の地となる箱館まで戦い抜いた土方歳三の侍魂といったものを再鑑賞でもう少し深く理解できる、否、妄想できるかなと思った次第デス(笑)

さて、トム・クルーズが演じた主人公・ネイサン・オールグレン大尉には、実は実在のモデルが存在していました。

それがこの方・・・

ジュール・ブリュネ

フランス軍人ジュール・ブリュネ。

ブリュネは明治維新の前年にあたる1867年、江戸幕府のフランス軍事顧問団として招聘されたんですが、徳川慶喜が薩長の官軍に早くから恭順したことで、フランス軍事顧問団は薩長の新政府より日本からの退去を命じられます。

しかしながら、日本に残留することを決意したブリュネら5人の教官は置手紙を残して仏軍籍を自ら離脱、榎本武揚率いる旧幕府軍と合流し、結果的に土方歳三らとともに箱館まで戦ったというのデス。

その結末はコチラを参照。

以上、史実を予め知識に収めていたことで、さらに深い感銘を受けたことは言うまでもありません。

 

□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□□□□

本作品で最も学ぶべき点は真田広之の立ち姿

「背筋ピン」。