2017SS式年遷宮から半年。
この季節恒例となった
本クロコ小銭入れから
コードバン二つ折りへの交替
そして、お役御免となった
オロビアンコ名刺入れから
サドルプルアップレザーの
名刺入れへの交替儀式デス。
相変わらず暇人なボクですが
お金に関わるアイテムだけに
そこは疎かにはできません。
否、そこまで深くは
もちろん考えてません(汗)
前季は過保護にし過ぎたあまり
つまり専用袋に入れていた為
コードバンの艶加減が
停滞状態にありましたが
この冬は出来る限り
ポケットに入れて持出し
艶っぷりの促進を図る所存デス。
ワイルドスワンズ
サドルプルアップレザーの
名刺入れは2年ぶりの登板。
名刺入れとはいっても
ほぼカード入れになってますが
これまた艶の促進を
大いに図りたいところデス。
そんな感じでまた半年宜しくデス。
□□□ 東雲乃本 □□□□□□□□
★★★★☆
世に棲む日日(3)
著者:司馬遼太郎
第3巻というか第2巻の途中、1859年に吉田松陰が伝馬町刑場で亡くなってからは、幕末の志士中の獅子こと高杉晋作が本書の主役を務めるようになります。
もともと高杉晋作は幕末の志士には珍しく長州藩の上士の生まれで、しかも一人息子であったため、ゆくゆくは長州藩の幹部として何不自由なく暮らせる身分にあったはずデス。
にも拘らず、2015年大河ドラマ「花燃ゆ」第9回放送「高杉晋作、参上」の回で見られたように、まだ十代後半であった高杉晋作に、吉田松陰が「君の志は なんですか?」と詰め寄って、結果、松下村塾四天王のひとりとして、久坂玄瑞らとともに尊王攘夷運動の旗振り役に徹します。
しかし、1859年安政の大獄で師匠・松陰を失うと、その後、晋作が脱藩の罪で野山獄に入獄している間、1864年7月池田屋事件で吉田稔麿、翌月の禁門の変で久坂玄瑞、入江九一ら同志まで次々と失います。
そこへ長州藩が英・仏・米・蘭の四カ国と戦って敗戦した下関戦争の後始末、さらに第一次長州征伐と、仲間のいない晋作の前に難題が次々と襲い掛かり、絶体絶命のピンチを迎えるのでした。