喫・COFFEE AND CIGARETTES。

コーヒーアンドシガレッツ

コーヒー&シガレッツ(2003)


以前にココで紹介した
珈琲を飲むシーンがやたら多い
1960年代のノルウェイを舞台にした
映画《愛しのタチアナ》にハマって以来

コーヒーをテーマにし
しかも気だるそうな雰囲気の
古めの欧米作品を探してたところ

あった!あった!ありましたぞなもしー
それが冒頭画像のアメリカ映画

コーヒー&シガレッツ(2003)

“珈琲”と“煙草”にまつわる
アンニュイな11のエピソード。

コーヒーを飲みながら
タバコを吸いながら
様々な登場人物たちが
どうでも良さそうで良くない
でも一癖も二癖も三癖もある
奇々怪々な会話を繰り広げていく。

タイトルにある通り
珈琲と煙草が沢山登場する
11話からなるオムニバス映画だ。

しかも11話それぞれ
時代も登場人物も異なれば
舞台となる喫茶店もそれぞれ違う。

演者だって
《ライフ・イズ・ビューティフル》の
ロベルト・ベニーニをはじめ
スティーヴ・ブシェミ
ケイト・ブランシェット
アルフレッド・モリーナ
スティーヴ・クーガン
ビル・マーレイなど名優揃いだ。

がしかしだ。。。

登場人物たちは
珈琲と煙草をやりながら
嚙み合わない会話を繰り返すだけ
砂糖だって入れまくるし
テーブルの上も汚し放題
気だるさも想定以上にMAXだ。

もちろん鑑賞し終えたところで
人間的な成長は期待できない。

しかも、あろうことか
日本人差別的演出も含まれていて
不快に感じる人もいるだろう。

なので、ぜんぜんお薦めしない。

でも、なんか惹かれる。

なんなんだろうこの感覚?と
考えてたらあっさり答えが出た。

わずか1時間40分ほどの間に
11カ所もの個性的な喫茶店で
お茶することができたと考えれば
決して無駄な時間ではなかったのだ(笑)

PS.

鑑賞も2度目だと結構笑えた。

そして、ケイト・ブランシェットの一人二役は感動の嵐。

まったく別人にしか思えない。

 

□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□

第5話《ルネ》に登場した
とてもチャーミングだった
美女・Renée French。

2020年5月19日に
惜しくも他界されたそうな(涙)

R.I.P. Renée French